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こども映画教室@代官山2019

<開催概要>

日程:2019年2月9日(土)〜2月11日(月・祝)
​会場:代官山ティーンズ・クリエイティブ
​参加人数:18名
 

主催:こども映画教室
助成:子どもゆめ基金(独立行政法人 国立青少年教育振興機構) 

協力:代官山ティーンズ・クリエイティブ

特別講師:大川景子(おおかわ けいこ) 
諏訪敦彦監督『ユキとニナ』(09)に編集助手として携わる。その後、筒井武文監督『自由なファンシィ』(14)、杉田協士監督『ひかりの歌』(来春公開)等に編集スタッフとして参加。監督作に米国生まれの日本文学作家、リービ英雄のドキュメンタリー映画「異境の中の故郷」(13)。 
こども映画教室には2010年よりスタッフとして参加している。 

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1日目

赤チーム

雪の降る撮影現場に到着した瞬間から撮影開始!
いつの間にかホラー映画を撮ることにしたみんな。
それぞれの役にパッと分かれて、撮影シーンを決めていきました。三脚にカメラを固定して、いざ撮影開始!1回撮ってみると、想像と違ったり、演技の途中で笑ってしまったりちょっとうまくいきません。撮ったものを見てみると、
「死んでるように見えない!」

「もっと手を広げて倒れてみれば?」

「演技してるところが、カメラから遠すぎる。もっと、カメラとマイクの近くで演技して!」

「いや、カメラが逆に近づいていけばいいんじゃない?」

撮ったものにいろんな意見が出て、カメラは三脚から外して手持ちで撮影することに。(ネタバレになってしまうので秘密ですが)見てる人を驚かせよう!というアイデアも出て撮影が進んでいくものの、演技の途中で笑っちゃう。
うーん。これだとまだホラーにはなってないのかな…?

さあ、赤チームは、みんなを怖がらせるホラー映画を完成させることができるのか⁉︎
2日目の撮影につづく! 

(ぬっきー)

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青チーム

雪の中始まった映画教室。

最初は映画において重要な目と耳のウォーミングアップ。
目の前の風景を手で四角にくぎり見つめてみる。
次は目を閉じて耳を澄ませてみる。
かすかなエアコンの音に気づくなど、いつもふれている風景にも色んな発見があることに少し気づいた様子。その感覚を大事にして、外に出てカメラで気になった場所・音を撮りに繰り出します。
空、花、坂道、鳥の鳴き声、雪解けの音、など青チームはそれぞれ個性豊かにお気に入りの場所・音を発見しました。

お昼を挟んだ午後、今回みんながつくる映画のテーマ『歌う』を発表!
なんとなくホラー映画をやりたかった青チーム、どうやれば面白い歌うシーンが入るか作戦会議。最初は口数少なかったのが、いつの間にかそれぞれアイディアがワンサカ出るように!

そして、映画になりそうな場所を探してみることに。
くねくねと曲がった面白い道を発見して、ここで追いかけっこをしようと意気投合!雪の中、ワンシーンを撮りきって初日は終了。

果たしてホラーと歌が融合した映画は完成するのでしょうか!? 

(タツナリッチ)

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大雪の予報が出される中、緊張の面持ちで集まった18人。まずは全員でミニゲームをして体と頭がほぐれたところで、指で作ったフレーム越しに室内の見え方の変化を感じたり、目を閉じて密やかな音を聴きとったり。映画づくりに必要な目と耳を作るワークからスタートです。

その後、チームごとに街へ出て、研ぎ澄ました目と耳を使い、気になる画と音を1人10秒ずつカメラを使って撮影。1本に繋いで発表しました。黄チームは、雪や花、葉っぱといった、街中にある季節を感じさせる自然をたくさん発見していました。

今回撮る映画のテーマは「歌う」です。色々な「歌う」映画の抜粋を見てテンションが上がった状態でロケハン&撮影へ。アイデアを出し合いながら街を散策していると、カラフルなオブジェがある階段を発見。皆ここが気に入ったようで、まず1シーン撮影してみることに。しばらく話し合い、お芝居の内容、役割分担を決めて、撮影開始。

明日は丸一日撮影の日。寒さに負けず、がんばれ黄色チーム!

(テラ)

黄色チーム

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メイキング

2日目

赤チーム

2日目の午前は、1日目に撮影したものを見ました。そこで、恥ずかしさや笑いを捨て、本気で演じないと、見ている人には伝わらないことに気づかされました。
そして、その後の話し合いの結果、ホラーからバンドの話を作ることに…
せっかく準備した小道具を使わないことになっても、すぐに切り換えられるのが赤チームの良いところ。アイディアが溢れ、物語のストーリーと配役を短い時間で決めることができました!

午後は、お昼を食べてすぐに撮影を始めました。しかし、なかなか思ったようには撮れません。それでも、どうして今のは良くなかったのか、どうすれば理想に近づけるのか、話し合い、リテイクを重ねることで、演技、カメラワーク、録音のクオリティが高くなり、全員が納得するまでやりきることができました。

ギターとピアノとドラムによるオリジナルソングは心に響く歌になるのか⁈
最後に1カットの撮影を残し、良い雰囲気で2日目を終えることができました。
最終日、この良い流れのまま上映目指して頑張りましょう! 

(がくと)

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昨日撮ったシーンのラッシュをみんなで観てからスタート!他のチームやスタッフからアドバイスをもらって、すぐにチームで改善点を出し合いました。午前中はみんなでアイディアを出して映画の設定を細かく決め、お弁当を食べながら役者、カメラ、マイクの担当分けも完璧!

午後はさっそく街に繰り出して、全員が納得できるまで何回もテイクを重ねました。すごい集中力で休む間も無く次々に新しいシーンを撮影し、撮影終了時間の数分前に最後のワンシーンを除いたすべてのシーンを撮り終えました。最後のシーンも諦めずみんなで撮影場所の交渉をし、時間ギリギリでなんとか撮影完了!
チームの1人1人が全力で頑張った1日になりました!! 

(かな)

青チーム

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黄色チーム

まずは昨日撮ったシーンをスクリーンで観ました。他のチームやおとなからの鋭い指摘を踏まえて、午前中は撮影プランを再検討しました。エネルギーあふれる激論でストーリーや撮影場所、登場人物の性格など細かく考えました。

お昼ご飯を食べてから撮影に出発!元気いっぱいの黄色チームは公園や脇道をあちこち回って撮影しました。撮影現場でプランを変更したり、いろんなアイディアがあふれるたびに変更を繰り返します。こどもたちで試行錯誤しながら一生懸命撮影を進めました。

しかし、楽しみにしていたラストシーンの撮影前にタイムアップ。明日で映画を完成できるのか!?あと、ひと頑張りです。 

(きっこ)

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メイキング

3日目

赤チーム

最終日の3日目は、残っていた1シーンを、午前中をフルに使って撮影しました。電子ドラムから本物のドラム、アコギからエレキギターへと楽器と場所を変えて、準備万端です。撮影シーンが大トリなだけに、気合いが入ります。
照明のタイミングや、生徒会長の登場の仕方にもこだわりました。そして、生徒会長のキレキレの即興ダンスで、盛り上がりが最高潮に。2日目よりも演奏も良くなり、みんなの演技が光ります。

午後は、全員ですべてのシーンをどこがダメだったかではなく、どのカットが良かったか、どこを使いたいかを意識して見ました。全員で見終わってから、編集とポスター制作に分かれます。編集では、何度もリテイクした中から、使いたいところを選び、作品を完成へと近づけていきます。
また、ポスター制作では、映画の重要な要素であるギターを前面に押し出したデザインで作りました。そして、タイトルはこどもの自由の権利を主張することから『FREEDOM』に!

編集もポスター制作も無事に終わり、上映会が始まります。こどもたちが言っていたように、自分たちが意図していないところでも、嬉しい笑い声が聞こえてきました。歌うことで、生徒会長だけではなく、観客の心も動かすことができたと思います!
3日間本当にお疲れ様でした!
(がくと)

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昨日撮り終わった映画をみんなで見ながら編集。宝探しのスタート!!みんなが頑張って撮った映画の中からいろんな色に輝く宝物を見つけていきました。「今のシーン、すごく良かったね!!」「カメラ最高!」と大きな声が飛び交いました!午前中に歌のシーンを追撮。うたこ、みかん、かれんの女子3人組で部屋にこもって何度もテイクを重ね最高の歌を撮ることができました。

お弁当を食べながら全員でタイトル案の出し合い。「英語がいいよね!ゾンビは入れたいね!」と次々に案が飛び出します。

午後は編集とポスター班に分かれて作業スタート!編集班のかれん、りょう、けい、は自主的に何度も映画を見直して意見を出し合い編集を進めていきました。ポスター班のうたこ、みかん、えいたはゾンビの絵やタイトルの字体にまでこだわり、ホラーな雰囲気を表現しました。

編集とポスターが終わると全員でタイトルコールの撮影へ!タイトルを言った後にゾンビ役のえいたがカメラに向かって吠える案が出ると、全員が「それいい!!やろうやろう!」と満場一致で決定!舞台挨拶の練習も終えて、一番乗りで映画を完成させることができました。

3日間青チーム全員で力を合わせて最高の映画を作ることができました。みんなお疲れ様!またこども映画教室で会えるのを楽しみにしています!
(かな)

青チーム

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黄色チーム

前日にラストシーンを撮りきれず、もやもやした気持ちで集まった最終日の朝。追撮の可能性ありと知らされて、俄然テンションが上がります。

まずは全員で昨日までのラッシュを確認。それぞれが「自身の個性を拡張したキャラクター」を演じているせいか、はじめこそ冷静に見られず笑ってしまうことも多かったのですが、「ごっこではなく、映画として観る人に伝わるかどうか」を基準に、慎重にOKテイクを見極めていきます。すると、「気が合うからこそ喧嘩と仲直りを繰り返す日常」が浮かび上がり、「仲間だけにわかる仲直りスイッチ(=ハーモニカ)」の存在が際立ってきました。
ここまでくれば、ラストのパーティシーンの中身に迷いはありません。編集の時間を考えると追撮にかけられる時間はごく僅かですが、作り物ではない本気の演技を目指してギリギリまで粘ってリテイクを重ね、納得のラストカットが撮れました。

短い昼食を挟んで、あこ・かい・はやとは編集。はな・あいな・こたろうでタイトルづくり&ポスター制作&プログラム書き。二手に分かれて作業しつつ、かいとはやとが人手の足りないポスター班に加勢したり、あいなが編集に加わったり、柔軟なチームワークで作業を進めます。そして最後は全員で持ち寄った楽器の音を録って遂に作品完成!

上映会までのわずかな時間にお菓子をほおばる、満足げな笑顔が忘れられません。
怒涛の3日間を駆け抜けた黄チームのみんな、本当にお疲れ様でした。
(テラ)

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メイキング

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