山形で初めて「こどもと映画」についての 上映会とシンポジウムが開催されます!!!
日本の映画祭のなかでも1,2を争う素晴らしい映画祭である山形国際ドキュメンタリー映画祭で、全国のこどもたちが作った映画が上映されます!もちろんこども映画教室の作品の上映もあります。また、映画と教育、映画とまち、と言ったテーマでのシンポジウムも開催されます! こども映画教室代表の土肥が司会をします。
●10月12日(月・祝)10時〜18時過ぎ ●会場:山形県立美術館1 ●入場無料
<スケジュール> 10:00~10:50 こどもと映画:山形 冨樫森監督監修
11:50~13:20 こどもと映画:札幌 『茜色クラリネット』
14:20~15:00 こどもと映画:こども映画教室 『時を感じたぼく達』(金沢) 2015/11分 前田哲監督監修 『早大通りで立ち上がる』(早稲田) 2014/6分是枝裕和監督監修 『不思議の森 ~夢見てた場所を目指して~』(横浜) 2015/11分 諏訪敦彦監督監修
15:00~ Q&A 前田哲監督、土肥悦子(こども映画教室代表)
– コーヒーブレイク・タイム(山形美術館休憩スペース) –
16:10~18:10 シンポジウム:こどもと映画
参加者:齋藤寿子さん (小学校教諭)、 諏訪敦彦監督 (予定)、長澤純さん(映画館フォーラム番組編成担当)、冨樫森監督、 中島洋さん、前田哲監督 ほか
司会:土肥悦子 こどもが映画をつくるとき、こどもたちの心の中で何が起こっているのでしょう。
見知らぬ仲間と映画をつくるとき、いくつもの正解のない課題をみんなで乗り越えていきます。たったの数日で初めて会ったこどもたちは離れがたいチームになります。仲間と問題を解決し、最後にできあがった映画を上映するとき、こどもたちの瞳はキラキラとかがやきます。こどもがカメラやマイクをかかえて、街に繰り出すとき、そこには何が起こっているのでしょう。大人は手出し口出しをしません。ドキュメンタリーでお店に取材に行くときも、大人たちはお店の外で待っています。フィクションでお話をつくるのも、こどもたちが考えます。大人は見守るだけです。
そうして、ドキドキしながら、自分の力で街の人と言葉を交わし、ときには叱られ、ときには褒められて、頬を紅潮させて意気揚々とスタッフのもとにもどってきます。 街の人たちはこどもたちの真剣な面持ちに、真摯に応えてくださいます。ご自分の話、ご家族の話、街の話をしてくださいます。上映会に顔をだしてくださいます。
こどもがプロの映画監督や映画スタッフと出会うとき、こどもたちはその真剣な顔つき、機材を扱うときの身振り、映画を熱く語る言葉、そのすべてを見ています。すべての言葉を理解できなくても、 自分たちに本気で向き合う大人を見ています。映画の熱が伝わる瞬間です。
こどもたちが町中にカメラを持って繰り出して、彼らの興味の赴くまま映画を作ることで、巻き起こるのは、学びであり、映画を知ることであり、街とつながることだと思います。こどもと映画と街と人が有機的につながり、感動の波が伝わっていく、その感じを、この上映会とシンポジウムを通して、多くの人々に、そして映画だけでなく、教育やまちのひとたちなど、各分野の人に知ってもらいたいと思います。