こども映画教室@ヨコハマ2015
<開催詳細>
開催時期:2015年7月24(金)~26(日)
会場:東京藝術大学横浜校地馬車道校舎
主催:こども映画教室
協力:東京藝術大学大学院映画研究科映画専攻
後援:横浜市教育委員会、神奈川県
助成:子どもゆめ基金(独立行政法人国立青少年教育振興機構)助成活動、神奈川県
昨年の「こども映画教室@ヨコハマ2014」にひきつづき、諏訪敦彦監督を特別講師にお迎えした。ワークショップの基本的なプログラムは昨年にならった。「ファーストシーンを探せ!」というのがテーマ。まず、映画の出だしの映像を決めて、その“場所”からストーリーを紡ぎ出すという革新的なアプローチで、昨年初めて実施してみて、とても効果的だったため、今年もその方法を踏襲することになった。
そのエチュードとして、まずはスチールカメラを持って街に出て、自分が面白いと感じたものを各自写真におさめ、グループで持ち寄ってイメージをつなげてお話を考え、表した。こどもたちは苦も無くお話を考えだした。このことから「場」の持つ力、魅力からお話を紡ぎだすことが、あらかじめお話を考えてからそれにあった場所を探すよりも自由であることがわかった。
山手、港、大学のトイレ、公園、川べり、と、チームごとに気にいった場所をえらび、そこからみんなで話し合いながらお話を紡ぎだし、撮影をしていった。2日目は撮影に集中し、どのチームも撮影に夢中になり、大人スタッフは映画への熱を伝え、指示だしなどはせずに見守る。
諏訪監督は各チームを回り、膠着してしまったり、迷走し始めたチームに的確なアドバイスや気づきを与えていく。 今年も昨年のように編集にじっくりと時間をかけた。こどもたちが編集の面白さを実感している様子がとても印象的だった。
そして上映会では、とても難航したチームの作品が大爆笑の大好評で、こどもたちはまさに映画を作る醍醐味を感じたことだろう。つまり自分たちの作った映画を観客が面白がってくれた、ということを体験し、感激し自信をつけた。作品の出来は素晴らしく、大人でもこどもでもなかなか作れないような傑作が誕生した。
<実績>
参加者合計 28人 (男:12名 女:16名)
学年内訳 1年生:2名 2年生:7名 3年生:8名 4年生:3名 5年生:5名 6年生:3名
〜スタッフクレジット〜
・特別講師:諏訪敦彦監督
・チームリーダー:田中雄之、加藤修大、糠塚まりや、今橋貴、鈴尾啓太
・こどもサポートスタッフ:長井仁美、宮崎麗、村上静香、馬場祐輔、谷口葉子、小林美穂子、野口正隆、寺口地平、大川景子、深田隆之、菊池舞子、松崎舞華
・記録:西原孝至、榎本雪子、今西祐子、中村隆一、山崎あゆみ
・事務局:長井仁美、長谷川恭子、平山玲、鈴木愛理、池川将夫、酒井貴史、宮崎麗、工藤雅子
・芸大窓口:馬場一幸
・プロデューサー:土肥悦子